再生不能は商品失格、AVATARブルーレイD [BM時評]

 大連休中にするべき仕事に一区切りついたので、楽しみに残していた大ヒット映画「AVATAR」のブルーレイディスクを再生しようとしたら、なんと「WARNING:お使いのブルーレイ製品をアップデートする必要があります」と出てしまいました。「WinDVD」が組み込まれた東芝ノートパソコンなので調べると、「OEM版 (バンドル/プリインストール) WinDVDをお使いのお客様へ」で「一部のBlu-ray Discタイトルで正常に再生ができないケースが報告されておりますが、現在アップデートプログラムを準備しておりますので、準備が出来次第、本ウェブページにてご案内いたします」とする状況です。4月23日発売ですから、10日が経過しています。

 ブログで見ると「AVATAR は Blu-ray で観るべし」では「Pioneer BDP-320 で再生すると、この通り再生できませんでした。LAN 接続していたので、バージョンアップして無事に再生できましたが、バージョンアップが用意されていないと再生できない人もいるらしい」と報告しています。

 スラッシュドットの「WinDVD9とAvatarのBD」は「商品としてこれは法律の範疇で許されるんだろうか?」「Discの強化が理由って完全に製造(規格)側の問題ですよね。こういう問題が出てくるとBlu-rayはちょっとお勧め出来ない規格に入るなぁ・・・」と批判しています。

 ソニー製BDレコーダーでも不具合があり、まだ対応がとれていないそうです。きちんと買った正規品が機能しないなんて、いくら違法コピー対策を強化したいからといって無茶苦茶ですね。ブルーレイの高精細感は評価しますが、これでは商品失格です。実は通常のDVD版も一緒に付いています。これはお得感ありの演出というより、ブルーレイが正常に見られなかったときのエクスキューズだったのではないかと疑いたくなりました。