特集「2024京のサクラ、百花繚乱の街歩きから夜桜へ」

 暖冬のはずだったのにお待たせのサクラ本格開花です。ソメイヨシノも五分咲き以上になり、超混雑の週末は避けたいので5日金曜日に京都街歩きに行ってきました。阪急河原町で下りて木屋町通から祇園白川、さらに円山公園、ライトアップがある府立植物園まで、期待通りのサクラが見られました。週末はもっと花が増えるでしょうが、この撮影行には十分です。高曇り状態で背景になる空の青さが物足りないものの、それは贅沢と言うものでしょう。撮影機材は例によってソニーの5万円スマートフォンながら、解像度は良好です。(今年は特集「2024京の春、早咲き枝垂れ桜を訪ねて」が先行しています。2023年のサクラなら特集「2023京のサクラ絢爛満開、昼と夜を撮る+α」

  ◇◆◇木屋町通から祇園白川

 外国人観光客の方が多い印象の木屋町通です。人間は極力写さない、サクラの邪魔を避ける撮影方針なので見えていません。昨年は夜桜を撮影していますが、昼間もやはり良い構図になります。

 祇園白川は鴨川に注ぐ終点から入りました。空を覆うサクラ天井が素晴らしく、京都で一番好きな撮影スポットです。夜も必見、昨年撮影分を見てください。上流に上って巽橋付近も外国人観光客で混雑していました。

  ◇◆◇円山公園の大枝垂れ二つ

 円山公園の大きな枝垂れ桜には名物「祇園しだれ桜」の他に、坂本龍馬・中岡慎太郎像前の枝垂れがあります。久しぶりに行ってきました。ガイドさんの説明には人だかりがしていました。  周辺の紅シダレやソメイヨシノも良い見頃です。外国人レンタルが多い和服の、ちょっと破天荒な華やかさも花の景色の一部でしょう。

 祇園しだれ桜、周りは屋台も多く、ごった返しています。中心部分をアップします。満開です。背景にもっと青空が欲しかった!!





 円山公園の北隣、浄土宗総本山の知恩院は法然上人による開宗850年を迎えた行事の最中。昔、世界で京都とバチカンにしかない宗教記者クラブの一員だったころを思い出しました。華やいでいる巨大な三門前を通り、北へ神宮道を下って地下鉄東西線に向かいます。

  ◇◆◇京都府立植物園の桜いろいろとライトアップ

 やはりソメイヨシノが多数を占めていますが、植物園だけあって多彩な種類の桜が揃っています。昼も夜も桜の下で宴が楽しめる広大な芝生スペースが設けられているのも良いですね。

 午後6時、ライトアップ開始です。鮮やかなチューリップの花も一緒に照らし出されます。いろいろな枝垂れも美しいですね。枝垂れの一枚目は福島にある東日本一のサクラ巨樹「三春の滝桜」から分けた桜とのこと。



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