知の水先案内リンク

 ★この「知の水先案内リンク」も少々古くなっています。現在、夕刊連載中の「ウェブ通」の方に有用な現役サイトを集めているので、そちらの参照をお勧めします。ただし、読者の興味をつなぐために「役立ちサイト」と「面白サイト」を半々にしているコラムです。皆さんの使えるウェブを見つけてご利用ください。(2007/12/3)

 コラム「インターネットで読み解く!」は、それ自体がリンクの性格をもっていますから、これまで特別なリンクのページは設けてきませんでした。
 メールマガジンの発行部数が毎回4,000を超え、本拠地とミラー、両サイトのアクセス合計が40,000に達するのを機会に、独自のリンクを開きます。この国では「四」は嫌われがちな数字ですが、漢字の本場中国では福のある数字であり、「四方」「四海」という具合に広い世界を表します。コラムの本文とは、ひと味違うリンクに育てたいと思っています。自薦・他薦も受け付けますが、私の趣味の範囲にあることをお断りしておきます。(99/4)

 メールマガジンの読者がようやく10,000人を超えました。これを機会にリンクを補強します。(99/10)

◆湧き出す知の泉たち


MSNジャーナル……現在のところ、ネットジャーナリズムの中心地。どの話題も凄いとは申し上げないが、自分の眼力を発揮して読んでいただけば、紙のメディアで得られぬものが手に入ります。

書評ホームページ……書評活動とともに「オンライン文化の行く末を決める新しい考え」=「投げ銭システム」の提唱が面白い。コラムのひとつ「学術情報ジャーナリストを育てよう」は、私の問題意識と重なるところ多々でした。

大原デジタルライブラリー……法政大学大原社会問題研究所が公開している電子テキストやデータベース、リンクなど。そのひとつ「大原雑誌」書評欄だけとっても、利用価値は高いと思えます。

田中宇の国際ニュース解説……MSNから独立して現在、最大部数のメールマガジンを出している田中さんのサイト。世界各地の資料を広い分野にわたって集め、それぞれストーリーにまとめている。新聞の国際面よりはるかに事情通になれる。

think or die……刺激的なタイトルをもつ「1970年代生まれの世代のためのエッセー集」。「サラリーマンの現象学」「あまりに日本的な」コーナーなどで、この作者の洞察力と切れ味を味わって欲しい。

萬晩報……共同通信社経済部の伴氏が主宰、多数の通信員からのレポートも掲載。金融・財政問題などにマスメディアには出ない、新鮮な切り口も提供してくれます。

The新語サーバ「ちぇげらう」……次々に登場する新語たちを、時事問題のセンスで精力的に紹介しています。インターネットを双方向活用して、読者の新語認知を集計したりする試みもユニークです。

ニュース専門学校……雑誌記者を中心とした講師陣が、新聞などニュースの読み方を、理論と実践から話してくれる学校です。同僚たちの仕事ぶりに不満がある新聞記者の目から、指摘に同感できるところがあります。

アメリカ情報通信……国内の雑誌などに、米国から多数のレポートを寄せている小池良次さんのウェブ。専門的な内容も多いが、電気通信政策などでの日米の落差は多くの方にも関心があろう。技術や政策の問題ではなく、次の世紀の開き方の問題だから。

ACADEMIC RESOURCE GUIDE……インターネット上で簡単には手に入りにくい学術的な研究内容が集められています。検索サイトの項で紹介した「社会学系ウェブサイト全文検索サーチエンジン」製作者の詳報も22号で読め、私には文科系研究者のものが新鮮でした。

ネットサイエンス・インタビュー・メール……サイエンスライターの森山和道氏が、各分野の専門家を相手に長い長いインタビューを展開。本物の第一線に触れられる。

JMM[JapanMailMedia]……村上龍氏が主宰する経済・金融関係のメールマガジン

◆検索サイトは小粒が光る時代に


検索デスク……このリンクでは大手・商用の検索サイトは扱いませんから、代わって検索デスクです。大手で必要なサイトはそろっています。何より、検索サイトの動向が長期的にウオッチされ、的確に評価できることがありがたい。(ブラウザはNNで)

検索省……日本の省庁のウェブについて全文検索を目指しているサイト。商用サイトの収集力が疑われる折、よく使うようになりました。

ヘルススクランブル……「日本中の健康関連のサイト約30万ページを対象」にした、専門の全文検索サイト。

社会学系ウェブサイト全文検索サーチエンジン……社会学と隣接領域の研究者、研究機関のページ34,000URLを収録、定期的に巡回、更新しています。

学術情報INDEX……「Publishing on WWW 総合INDEX」の一項目。「個人の手によってWWW上で発信されている学術情報のホームページ」3百件以上が登録され、全文検索と専門分野ごとの一覧で引けます。


◆力作のリンク集


ビジネスマン最強リンク……1,200を超える有用サイトを網羅しているリンク集。的確な分類も快適です。

日本文学関係テキストファイル等……電子的に入手可能な日本文学テキストを網羅。50音別、膨大です。甲南女子大・菊池さんの労作。

学習の広場「役に立つ情報・リンクのページ」……労働運動家向けに作られたリンク集ですが、この労作を一般の方も利用しないのはもったいない。久しく更新が止まっていましたが、再開されるとのことなので期待を込めて。


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