第698回「高市大勝の功労者は中国、習近平が内外で墓穴」
【2/11追補】高市大勝への海外の見方
立憲民主党と公明党は大勘違いして中道改革連合を作り自滅したとの見方もありますが、総選挙での自民党大勝の功労者は中国で決まりです。既成メディアや政治評論家に「高市首相には何の実績も無い」との皮相な見方が有力でしたが、《初めての女性首相に隣の大国が無理難題のいじめをしたのに毅然として対処した》実績で十分でした。内閣発足後は支持率は下がって行くものなのに、中国の脅しが次々に出されて支持率は上向きさえしました。国民の高い支持を生かしたいと総選挙に打って出る情勢にしたのが中国なのです。総選挙の結果が証明しています。強い無党派支持を持つ「みらい」を除いて、「親高市」が感じられる参政以外の党派は「高市を守る」嵐に吹き飛ばされました。
中国の脅しは習近平主席が高市首相の言動に怒ったからだとされており、レアアースの禁輸まで発動しましたが、世界の多数国が「もう中国から買わない枠組みを作る」動きに発展して取り下げる有り様です。習主席は中国国内でも大きな失敗を犯しました。1月20日前後に中国軍制服組トップである張又侠・中央軍事委員会副主席と劉振立・統合参謀部参謀長を騙し打ちの形で拘束しました。このような高官なら中国共産党で決められた手順を踏んで上層部の了解を得てからの拘束でなければなりません。習主席の独断専行に軍部は不満を顕にしています。中国各地を守る5大戦区がどこも「習近平支持」を表明しないまま時間が過ぎています。全軍を統率する司令官が不在です。(日本語読み:張又侠=チョウ・ユウ・キョウ)
2024年末に書いた時評「習近平は独裁者の地位失い、共産党は集団指導に」 で同年7月に張又侠・中央軍事委副主席の反抗に怒った習主席は脳梗塞を起こして入院、党長老が解放されて実権を握ったと指摘しました。《張又侠は共産党支配のベトナム訪問で国賓並みの待遇を受けました。軍統帥権は張又侠に移ったと見られます。軍権を失った権力者は中国では力がありません》
張又侠らを排除すれば軍権が戻ると習主席は考えたようですが、軍歴がなく軍内部に基盤が薄い習主席が、たたき上げの軍人で最も人望があった張又侠らを除いた、殺害したとの噂さえ出て「習近平には付いて行けない」雰囲気と伝えられます。
一説によれば党長老は二代目の国家主席劉少奇の息子・劉源を軍の司令官に推していると言われます。2025年1月の第690回「中国を自由選挙の社会へ、夢ながらも表面化」で紹介した劉源上将で、既に退役していましたが、長老らと党の意識決定グループに加わっているようです。しかし、軍を動かせば内乱にも発展しかねません。
時評「政経の死地脱出を自分で放棄した中国共産党」でも指摘した通り、政治的にも経済的にも中国の混迷度合いは深まるばかりです。「中国共産党は安定した支配体制を維持しているとの虚構を守るために、長老支配の事実を国民や海外に知られてはならないとのジレンマに直面」して習主席の体面を保つように配慮してきたのに、本人がぶち壊しました。
【2/11追補】高市大勝への海外の見方
ウオールストリートジャーナルの10日付《日本の選挙は、北京の圧力戦術が裏目に出る可能性があることを示している》はこう述べます。
《その戦略は概ね裏目に出た。高市氏は発言を撤回せず、週末に行われた日本の総選挙で、その力強い姿勢は有権者から圧倒的な支持を得た。強い指導者としてのイメージが、日曜日の選挙で彼女を圧勝へと導き、議会で圧倒的多数を獲得した。保守派である高市氏は今後、米国との安全保障・経済関係の強化、そして国防費の増額を推進する可能性が高い。こうした政策は、中国政府の怒りをさらに高めるだろう》
産経新聞《小沢一郎氏、岡田克也氏落選で「親中派が徹底瓦解」 台湾識者、中国圧力で「大和魂覚醒」》は台湾の反応として《アジア太平洋平和研究基金会の董立文執行長は、台湾有事が「存立危機事態」になり得ると国会で答弁した高市早苗首相に対し、中国は対日圧力で孤立させ「2年以内に退陣させようとしたが逆効果になった」と指摘。「習氏は愚かにも、(日本人の)大和魂を完全に覚醒させた」》と伝えています。
中国の脅しは習近平主席が高市首相の言動に怒ったからだとされており、レアアースの禁輸まで発動しましたが、世界の多数国が「もう中国から買わない枠組みを作る」動きに発展して取り下げる有り様です。習主席は中国国内でも大きな失敗を犯しました。1月20日前後に中国軍制服組トップである張又侠・中央軍事委員会副主席と劉振立・統合参謀部参謀長を騙し打ちの形で拘束しました。このような高官なら中国共産党で決められた手順を踏んで上層部の了解を得てからの拘束でなければなりません。習主席の独断専行に軍部は不満を顕にしています。中国各地を守る5大戦区がどこも「習近平支持」を表明しないまま時間が過ぎています。全軍を統率する司令官が不在です。(日本語読み:張又侠=チョウ・ユウ・キョウ)
2024年末に書いた時評「習近平は独裁者の地位失い、共産党は集団指導に」 で同年7月に張又侠・中央軍事委副主席の反抗に怒った習主席は脳梗塞を起こして入院、党長老が解放されて実権を握ったと指摘しました。《張又侠は共産党支配のベトナム訪問で国賓並みの待遇を受けました。軍統帥権は張又侠に移ったと見られます。軍権を失った権力者は中国では力がありません》
張又侠らを排除すれば軍権が戻ると習主席は考えたようですが、軍歴がなく軍内部に基盤が薄い習主席が、たたき上げの軍人で最も人望があった張又侠らを除いた、殺害したとの噂さえ出て「習近平には付いて行けない」雰囲気と伝えられます。
一説によれば党長老は二代目の国家主席劉少奇の息子・劉源を軍の司令官に推していると言われます。2025年1月の第690回「中国を自由選挙の社会へ、夢ながらも表面化」で紹介した劉源上将で、既に退役していましたが、長老らと党の意識決定グループに加わっているようです。しかし、軍を動かせば内乱にも発展しかねません。
時評「政経の死地脱出を自分で放棄した中国共産党」でも指摘した通り、政治的にも経済的にも中国の混迷度合いは深まるばかりです。「中国共産党は安定した支配体制を維持しているとの虚構を守るために、長老支配の事実を国民や海外に知られてはならないとのジレンマに直面」して習主席の体面を保つように配慮してきたのに、本人がぶち壊しました。
【2/11追補】高市大勝への海外の見方
ウオールストリートジャーナルの10日付《日本の選挙は、北京の圧力戦術が裏目に出る可能性があることを示している》はこう述べます。
《その戦略は概ね裏目に出た。高市氏は発言を撤回せず、週末に行われた日本の総選挙で、その力強い姿勢は有権者から圧倒的な支持を得た。強い指導者としてのイメージが、日曜日の選挙で彼女を圧勝へと導き、議会で圧倒的多数を獲得した。保守派である高市氏は今後、米国との安全保障・経済関係の強化、そして国防費の増額を推進する可能性が高い。こうした政策は、中国政府の怒りをさらに高めるだろう》
産経新聞《小沢一郎氏、岡田克也氏落選で「親中派が徹底瓦解」 台湾識者、中国圧力で「大和魂覚醒」》は台湾の反応として《アジア太平洋平和研究基金会の董立文執行長は、台湾有事が「存立危機事態」になり得ると国会で答弁した高市早苗首相に対し、中国は対日圧力で孤立させ「2年以内に退陣させようとしたが逆効果になった」と指摘。「習氏は愚かにも、(日本人の)大和魂を完全に覚醒させた」》と伝えています。